皆様いかがお過ごしでしょうか。日本でも新型コロナの流行だけでなく、大型台風や今までにない暑さといろいろ聞こえてくるので、いつも日本の皆様のことが心にあります
■タイトル:YOAKE KANNON – Goddess of the Dawn 夜明け観音
■製作年:2006年
■サイズ:275cm x 82cm x 82cm 〜275cm x 315cm x 315cm
■素材:foam sheet and mixed media
■所蔵:courtesy of Kana Harada and Talley Dunn Gallery
■画像クレジット:ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura ※無断転載禁止
■製作年:2006年
■サイズ:275cm x 82cm x 82cm 〜275cm x 315cm x 315cm
■素材:foam sheet and mixed media
■所蔵:courtesy of Kana Harada and Talley Dunn Gallery
■画像クレジット:ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura ※無断転載禁止
2004年前後の数年間、体調を崩しまったく起き上がれない日々が続きました。それがようやく回復してきた2006年の製作。
友人夫婦が「原田佳奈のために」と企画してくれた、ここテキサス州ダラスにある画廊でのグループ展で、目玉になるようにと寝たり起きたりを繰り返しながら、1年かけて作った作品です。
長い夜が明けるように、少しづつ元気を取り戻す事ができたその体験は、私にとってある種の”夜明け”でした。その喜びと感謝、いただき直した命とすべての命に祝福を込めて作った作品です。
この作品は、それまで作っていた鳥かごシリーズのひとつなので、中央の本体部分は「鳥かご」のイメージですが、それは無限に自由に光り輝く、夜明け観音の魂の出入り自由な”玉座”とでも言いましょうか。
子供のように新鮮な遊び心でいっぱいなブランコが、その御心/魂の座です。本体から八方に腕を伸ばす八つの光の玉。これもそれぞれ違うブランコ/魂の座がいつも楽しそうに揺れています。
広げると3メートルを超える大きな作品ではありますが、パーツ毎に取り外し可能で、全体合わせても重さは2kg以下。
すべてを包み、見守り、進化させ、自立させ、「闇は深ければ深いほど、暁は近い」と励まし、幸せである事に気が付かせてくれる夜明け観音が、私は大好きです。
★紹介しきれなかった画像は、エイルナビinstagramで!