SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、テレビや雑誌などでもそこでの話題を紹介するぐらい、情報のライフラインとして確立してきていますね。みなさんは活用できていますか?
メインとしてはFacebook、Twitter、インスタグラムなどがあるSNSですが、今回はエイルナビ世代に向けてTwitterの平和な楽しみ方を紹介します。
最近は誹謗中傷、炎上などから、さまざまな悲しい出来事や事件が起きているTwitter。怖いから手を出さないという声も聞きます。 しかし、情報の速さ、広さにおいてはすでにインフラとして認知されているといえるでしょう。
現在は公式アカウントも増えて、今後ますます情報伝達のベースになりそうなTwitterですから、食わず嫌いをするのではなく、上手な付き合い方に馴染んでおくと楽しいですよ。
1.楽しいTwitterの使い方
息子、幼稚園のお母さんたちが居並ぶなかでわたしを呼ぼうとして「困った、みんなお母さんだ…」と考えたらしく「けいこさん!ぼくのけいこさん!ちょっと聞いて!」と叫んでて面白かった。あなたのけいこさんです。
— Keiko (@hokahokagohan) June 5, 2020
最近、一番キュンとした投稿。こんなのが流れてくると本当に癒されます。
Twitterというと、「毎日つぶやかないといけないのでは?」とか、「フォロワーを増やさないといけない?」とか、ひるがえって、「人とつながりたくないからやらない」など思っていませんか? 情報収集を目的とした活用なら、むしろつぶやかない使い方がオススメです。
Twitter情報ではありますが、大体フォロワーが300増えると炎上率が高まるそうです。承認欲求が高い若者は、フォロワーの数にこだわりますが、もうね、この年齢になったら「つながりたくない、知られたくない」という人の方も多いと思います。 それならば、敢えて自己アピールするのではなく、「人のつぶやきから広がる情報世界を俯瞰して、時代の流れを読む」ことに割り切っても良いのではないでしょうか。……ちょっとかっこいいかも。
では早速、平和なアカウントを作りましょう。
1-1.情報収集専用のアカウントを作る
Facebookと異なり、Twitterは実名登録不要でいくつもアカウントが作れます。情報収集専用のメインじゃないアカウント(通称裏アカ)を作りましょう。もちろん、それがメインでもOK。
情報収集専用の場合、不快なツイート見たりや知らない人から絡まれたりされないために、ツイート数やフォロワーは少ない方がオススメです。
1-2.とりあえず検索
まずは🔍キーワード検索で、気になる言葉のツイートを見てみます。
すぐに思いつかなければ、何も入れずに🔍をクリックすると、オススメ、トレンド、ニュースなどのカテゴリでキーワードが出てきます。トレンド系のツイートなど、週刊誌眺めている感覚です。
1-3.フォローする(第1段階)
第一段階のフォローは、端的に欲しい情報を得ることが目的です。 具体例としては、
・ライブや舞台などのチケットを取る→アーチスト、演目の公式アカウント。さらに運営(プロダクションとか劇団とか)、情報サイトなど、先にGoogle検索で関わっているところを確認してフォロー。
【お知らせ】
「大地」「三谷幸喜のショーガール」「三谷文楽 其礼成心中」チケット再販売と「大地」映像配信に関するお知らせ
を公開いたしました。詳しくはこちらの記事からご覧くださいませ。https://t.co/Kley0ZILSI#PARCOSTAGE #大地 #ショーガール #其礼成心中 pic.twitter.com/NLYxyxu2MN— PARCO STAGE(パルコステージ) (@parcostage) June 11, 2020
・セールや新作情報を知りたい→ ブランドやショップのアカウントをフォロー。(ファッション系に関しての情報収集はインスタ。顧客サービスはLINEがオススメです)
・好きなドラマや映画をシェアする→公式ページをフォローすると、オフショット画像や裏話が見られて面白い。また、リアルタイムに観ている人の反応が見られて、一緒に盛り上がれるのが楽しい。
などなど……
第1段階では、“早く知りたいこと”をメインにフォローするので、個人より公式ページの方が無難です。
2.便利なTwitterの使い方(主に検索)
2-1.デマに騙されない。
記憶に新しい3月の紙不足事件。「中国での新型コロナ流行によって工場が止まり、トイレットペーパーが店からなくなる」というデマが流れる騒動がありました。
私も知り合いから電話で「トイレットペーパー買っておいた方がいいよ!」(彼女は業務用2ケース買ったそうです)と連絡があったのですが、まずTwitterで“トイレットペーパー デマ”と検索。
すぐに「情報はデマ。トイレットペーパーはほぼ国内産で、なくなることはない」ということを確認できたことがありました。結果としてはそれでも一時的になくなりましたが、買い占めをしなくて済んだのは良かったと思います。
Twitterはデマを流すこともありますが、公式アカウントの増加で正しい情報を探しやすくなったのは本当にありがたいです。
2-2.気になる言葉を確認できる
テレビで見逃したニュース、耳に入ってきた話題、意味のわからない言葉……などGoogleでネット検索するのに加えて、Twitterでも検索してみています。
検索で出てきたサイトで紹介された情報に対して、Twitterは個々の立場の意見です。個人によっていろいろな物の見方を知ることで概略を広く捉えることができます。
3.興味の世界を広げるTwitter(フォロー第二段階)
Twitterの醍醐味だなと感じるのは、自分の知らない世界を知ること。誰かをフォローすることで、その人の目を通した世界を垣間見ることができます。
自分に合った人をフォローすることで、その人のリツイートだったり、オススメを通して随分世界が広がりました。
3-1.フォローする人の選び方
基本的に、フォローもあまり増やさない方が平和です。興味に任せてたくさんフォローすると、投稿が増えて欲しい情報が埋もれてしまったり、リツイートを通して興味のない投稿が増えたりします。
フォローするときは、以下の点をチェックしています。
・気に入ったつぶやきに対するコメントをチェック→その人のフォロワーさんの雰囲気を知る。
・ツイッタラーさんのプロフィールをチェック→職業や立場など、つぶやきの背景を知る。あからさまな匿名アカウントは避ける。
・その人のタイムラインをザッと眺める→いいね!できそうなつぶやきが多かったらフォローする。
平和に楽しむには、フォローしても、ちょっと違うなと思ったらさっさとフォローを外すことが大事。傾向としては、本人のつぶやきよりリツイートしている投稿が合わないことが多いです。
3-2.フォローを増やさず情報を増やす方法
フォローをしなくても、自分に合った情報を増やす方法があります。それはハブとなるツイッタラーさんを見つけること。
ハブとなるツイッタラーさんというのは、フォロワーが多く、良質な情報をつぶやくだけでなく、リツイートをよくしてくれる人です。
そういう人を2,3人フォローしてるだけで、100人フォローするぐらいのツイートに触れることができます。なので個別にフォローするより効率が良く、気になったらリツイートを通して元のツイッタラーさんのタイムラインを見に行くこともできます。
まずは人気のある企業アカウントの中の人、編集者さん、ドクターなど、いわゆるアルファツイッタラーと呼ばれるフォロワーが多い人をチェック。
れ、、、、冷泉家がクラウドファンディングしとる。。。。
まさか古典クラスタが推しに直接課金できるチャンスが800年越しに到来するとは。。。 https://t.co/C8MvydYpXw— たられば (@tarareba722) June 9, 2020
フォロワー19万弱のアルファツイッタラー・たらればさんは編集者ですが、幅広い人脈でさまざまなジャンルの情報を発信しています。おかげで、藤原定家の子孫である冷泉家が、文化財を保存する土蔵を建てるクラウドファンディングをしていることを知りました。古典好きでゲーム好きのたらればさんならではの興奮が伝わってきます。
平和なツイートは、マンガ家さんもオススメ(たまに変な人もいるけど、癒される漫画を書く人のツイートはやっぱり癒されます)。
人に合わなくていいのを良い事に
白髪も気にせずのびのびと生きていたのですが
流石に風格が出過ぎて来て
このままでは迫力で優勝しそうなので薬局で白髪染めを買って自分で染めてみたが
ライトブラウンって書いてあったのに鏡の中に赤紫の髪の人がいて
首をかしげている— 羽海野🍀チカ (@CHICAUMINO) May 5, 2020
「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」など、大ヒット漫画を描かれている羽海野(うみの)チカ先生はフォロワー52万人。少し天然なところが魅力です。ちょっと前のツイートですが、大爆笑してしまいました。
3-3.情報の残し方
Twitterはどんどん情報が流れていくので、情報収集のために使うならツイートを残しておきたいときもあるでしょう。
Twitterの本来の機能として、リストを作ったり、ブックマークしたりもできるのですが、面倒なのでそんなときはとりあえず♡をクリック。 あとで見るときは、自分のプロフィール画面に行くとフォロワー数の下あたりに「いいね」タブが出てきます。ここをクリックすれば♡をつけたツイートだけ見れますよ。
4.SNS情報との付き合い方
たまに時間を忘れてTwitterのタイムラインを眺めてしまうことがあります。最初は情報探すために使ってたのが、今や自分好みの情報ソースとして癒やしやストレス解消の場になっています。
いずれにしても大事なことは、一つ一つの情報をまるごと信じると言うより、自分が判断する上での情報として捉える視点。情報に振り回されないために、「とりあえず知っておく」ぐらいの冷静な見方をすることを心掛けています。