上條淳士『TRIBUTE TO TO-Y』展 :編集長ブログ_16

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「TOLIBUTE TO TOY」展Blog
※この記事は約 3 分で読めます。

編集長の瀬津です。

私は幼い頃から漫画が好きで、小3でおこづかいをもらうようになってから、毎月別冊マーガレットを買うのが何よりも楽しみでした。その後、かなりの量の漫画を読んできていますが、最近は老眼もあり(汗)アニメで観ることが増えてきました。

その中でここ30年来、別格に好きな漫画家が上條淳士先生です。

最初は90年代に、代表作「SEX」単行本2巻を本屋で見かけ、その直接的なタイトルにびっくりして手にとったら、絵の美しさにもっとびっくりしてハマッてしまったのがきっかけ。(内容はエッチな本ではありません)

漫画のコマ一つが一枚のイラストとして成り立つぐらい構成がすばらしく、とにかくスタイリッシュ。合間にはさまれるギャグもセンスが良くって、なんなんだ〜とひたすら驚いていたのを覚えています。

そして、今回の『TORIBUTE TO TO-Y』展。「TO-Y」はインディーズバンドからカリスマシンガーになった藤井冬威(とうい)を主人公としたもうひとつの代表作。主人公のライバルのモデルが吉川晃司(モニカの頃)というと、同世代には想像つきやすいでしょうか。

その連載開始から35周年を記念して刊行された『TORIBUTE TO TO-Y』は、33人のアーティストがイラストや漫画で「TO-Y」への思いを綴り、上條先生ご自身も新作の前日譚を掲載した漫画版のトリビュート・アルバムで、今回の展覧会はその原画展でした。

会場:リベストギャラリー創(吉祥寺駅から徒歩5〜7分)
会期:2020年11月19日〜12月2日12時〜19時

漫画の原画というと、近年は新国立や海外ではルーブルなどでも展示されることが多くなってきましたが、印刷されたものとは違う独特の迫力があります。(最近はデジタルで制作される作家さんも多いので、最初から印刷されてる場合もありますが)

初めて見たとき、上條先生の絵は手書きとは思えぬ超絶技巧(好物)に圧倒されました。とにかく線がきれい。修正がほとんどない。また、女性も魅力的で、個人的に漫画女性の理想像です。

今回はさらに、新作と旧作で構図とか内容とかシンクロしている作品に胸打たれました。

『TORIBUTE TO TO-Y』展2020 ©eirnavi

また、寄稿された先生方の作品には「TO-Y」に対する思いに込められた、上條先生へのリスペクトが伝わってきて感動しました。

もともと上條先生は“幻の漫画家”さん(掲載誌を買っていないので情報がわからない)でしたが、数年前思い立ってTwitterでフォローさせていただくようになってから、毎年のように原画展を開催されていることを知り、うかがうのは今回で3回目。また、お目にかかってサインをいただくのは去年に続いて2回目です。

リアルな上條先生はラフながら、とてもダンディでおやさしい。実は、先生とは生年月が一緒…というのを、今回厚かましく伝えさせていただき、サインも何枚もいただいてしまいました。

カレンダーには、誕生日にハートを付けてくださるというありがたさ〜♡

上條淳士カレンダー2021 ©EIRNAVI

昨年夏に購入した原画は、自宅で古賀充さんや前田昌良さんの作品と並べて置いていますが、馴染んでいて上條作品のアート性を感じます。

上條淳士「ニヤ」

>上條淳士Twitter
>To-y official Twitter

追記:会場で販売されるZVONのスペシャルティコーヒーも楽しみのひとつ。展覧会に合わせてオリジナルラべルが出るので、毎回豆買ってます。

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この記事を書いた人
瀬津 由紀子

1963年東京生まれ。家業である古美術商・瀬津雅陶堂を手伝う傍ら、フリーライターとして活動。講談社、世界文化社の婦人誌を中心にインタビュー、アート、旅行などの取材、ライティングを行う。
2000年より株式会社オフィス・アイシス代表取締役。「エイルナビ」編集長

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