THE WAY HOME :原田佳奈の世界_4

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原田佳奈「THE WAY HOME」2010ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)カルチャー
※この記事は約 3 分で読めます。

仕事場の窓を開けておくと、驚くほど爽やかな風が一日中入ってきてくれるようになりました。皆様はどんな一週間をお過ごしでしたでしょうか。

■タイトル:THE WAY HOME – 心の故郷への道
■製作年:2010年
■サイズ:236cm x 113cm x 69cm
■素材:foam sheet and mixed media
■所蔵:個人
■画像クレジット:ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura

この作品は、前回”STAY A WHILE”でご紹介した、同じ個展のメインとなった作品です。この個展の依頼を受けた時、真っ白な正方形の会場の中央に、パッと主役として思い浮かんだのがこの木でした。

タイトルにある「心の故郷」とは、私にとっての東京/日本という意味ではなく、私の心の一番奥にある”核”、”初心”とでも言いましょうか。

私にとって生きてゆく(=作品を作ってゆく)上で一番肝心要である直感が響いてくるところであり、我々人類と地球の平安を願う想いがいつも溢れ、何物にも縛られない想像力と遊び心を思い出すことができる場所なのです。

私は、この場所から生まれてくるものだけを作りたいといつも思っているので、どんなについフラフラ寄り道をしようと、グルグル迷子になろうと、ハッ*と我に返る度にここへ立ち返ります。

この作品は、そのプロセスをいつも可能にしてくれる日々瞬々刻々の平和への祈りを一枚一枚の葉に込めて、それまで出会ってきた森や林や木々の、魂ごと抱きしめてくれるような静かで力強いエネルギー、佇まいと重ね合わせて、私の道を表現してみた作品です。

原田佳奈「THE WAY HOME」2010ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

この花は、私の心の核/初心/故郷への入り口です。私にとって、そこは唯一無二の場所なので、大輪にひとつだけ、そっと咲いてもらいました。

個展会場の様子です。

原田佳奈・2010年個展会場 ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

左から2つ目の作品が、前回ご紹介させて頂いた”STAY A WHILE”、その右側に”THE WAY HOME”があります。(ちなみに、来週はとなりの”FLYING_PERCH”をご紹介します)

このようにほとんど白が基調でしたが、所々に真紅や他の明るい色を初めて使ってみた個展でした。

今回ご紹介の”THE WAY HOME”は、個展の後私の元へは戻らず、めでたくサッサとお嫁にゆきました。

嫁ぎ先は、この町に古くからある老舗画廊のオーナーご夫妻のご自宅で、敷地が何エーカーもあり、お庭はまるで彫刻の森。訪ねれば誰でも散歩ができる素敵な庭園です。敷地に入ると、手前左側に画廊の建物があり、正面奥に大きなピクチャーウィンドーがあるご自宅があります。その大きな北向きの窓は、以前この画廊のオーナーのお父様のアトリエであり、そこに私のこの作品が常に飾られています。

なんとも夢ある素敵なお家に嫁げたなー♪と今でも本当に嬉しく、ありがたく思っています。

 

ではまた今日もあらためて初心に返り、作ります。描きます。

皆様にとって、素敵な週末でありますように。

 

来週は、同じ個展から、”THE WAY HOME”の右側に展示した”FLYING_PERCH”をご紹介します。

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この記事を書いた人
原田佳奈

1962年東京都生まれ。水彩画、造形作家。子供時代の数年をニューヨークのロングアイランドで過ごす。帰国後高校時代夜学でデッサン等を叩き込まれ、現在テキサス州ダラスにて水彩画や立体作品を作り続けている。寅年B型双子座。

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