STAY A WHILE :原田佳奈の世界_3

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原田佳奈「STAY A WHILE」2009ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)カルチャー
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真夏の灼熱砂漠が続いた我が町ダラスも、ここ数日朝晩の気温が少し下がり、過ごしやすくなってきています。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

■タイトル:STAY A WHILE – どうぞごゆっくり♪
■製作年:2009年
■サイズ:76cm x 135cm x 66cm
■素材:foam sheet and mixed media
■所蔵:個人
■画像クレジット:ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura

 10年ほど前、この町(ダラス)ではなかなか良い力のある、非営利団体のアートスペースでの個展を依頼いただき、そのために作った作品のひとつです。

このアートスペースは広くスタッフも充実、小劇場も併設していたため、とてもアクティブで楽しく活気に溢れていました。当時フリーエージェントだった私にとって、この個展の依頼は非常にセンセーショナルなことだったので、心踊る思いで取り組んだのは今でも鮮明に覚えています。

個展のテーマは迷わず”THE WAY HOME”。「心のふるさとへの旅/帰り道」とでも訳しましょうか。

立体と平面作品の両方で、メインカラーは白でしたが、立体作品に初めてカラフルな色を使用した、原田佳奈ワンダーランドを作りました。ありがたいことに非常に高い評価を頂き、たくさんの素晴らしいご縁へと繋がった個展となりました。

この画廊のメインスペースだった会場は、真っ白な正方形。どう使うか、頭はひねりましたが腕は鳴りました。このスペースがきっかけで、会場に小さな古い木のベンチをいくつかインストール(設置)するようになったのです。

以前から来場者が立ちっぱなしではなく、座ってホッと一息つける場所が欲しかったのに加え、作品と会場全体を違うアングルから楽しめるようにしたいとも思っていました。

そんなある日、ダラスから東へ1時間ほど行った場所にある巨大な(本当に”巨大”!笑)フリーマーケットへ出かけた時、小さなスツール数個とベンチ数本を発見!これ以上はない、と思うほど気に入ってしまったので、その後も何度か通い買い足しました。あの嬉しさと感謝は今でも忘れられません。お陰でこんな↓楽しいことが会期中、ずっとできました。

stay_a_while01_KH ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

この作品はフォームシートを2枚重ねにしているので、作品の下に座ると、上からの照明で模様が透けて見えます。

stay_a_while01_KH ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

そこからすべてを優しく静かに洗い流してくれる透明のビーズの霧雨に降ってもらいました。

日本の皆様にも、いつの日か実際に腰掛けて、眺めてみて頂ける日が来ますように。

カルチャー
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この記事を書いた人
原田佳奈

1962年東京都生まれ。水彩画、造形作家。子供時代の数年をニューヨークのロングアイランドで過ごす。帰国後高校時代夜学でデッサン等を叩き込まれ、現在テキサス州ダラスにて水彩画や立体作品を作り続けている。寅年B型双子座。

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