こんにちは、「私でも分かる」IT系記事を中心に執筆しているママライター、椎名妙子です。
前回の記事「アレクサ、スマートスピーカーって何?」女性が知りたい疑問に答えますでは、スマートスピーカーのかしこさや便利さについて紹介しました。
この記事では「家事の得意なスマートスピーカー」を4つ選んでご紹介します。
※この記事は、2020年1月の情報に基づいています。リンク先の商品情報は、変更される場合があります。
1.日本で人気のスマートスピーカーはどれ?
2018年に実施した調査によると、日本でのスマートスピーカーシェアTOP5は、以下の通りでした。
- Google Home(グーグルホーム)
- Amazon Echo(アマゾンエコー)
- LINE Clova(ラインクローバ)
- BOSE(ボーズ)
- Panasonic KOEREMO(パナソニック コエリモ)
本記事では「女性にやさしい」という観点から、4位のBOSEに代わり5位のPanasonicコエリモを紹介させて頂きます。
それでは4つのスマートスピーカーの特長を、まとめてみましょう。
2.日本で人気のスマートスピーカー4選
2-1.Google Homeの得意技は、もちろん「検索」
Googleホームの強みはやはり検索で、GoogleカレンダーやGmailとの連携も可能なので、Googleのユーザーにおすすめです。
声の主を聞き分ける「Voice match」機能も搭載しています。
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Googleのスマートスピーカーとしては、このほかに小さいサイズのGoogle Home miniや、ディスプレイのついたGoogle Nest Hubなども人気です。
2-2.Amazonをよく利用される方におすすめのAmazon Echo
AmazonのスマートスピーカーであるEchoシリーズ。中でもコスパの良さとデザインの可愛さで一番人気がこちらの『Amazon Echo Dot 第3世代』
EchoシリーズはAmazonのサービスである電子書籍のKindleや音楽のサブスクリプション(定額サービス)Amazom Musicも楽しめますが、何といっても声でAmazonでの買い物ができるのが強み。「アレクサ!」と声をかけやすいのも、人気の理由です。
CMのようなスマートな買い物が実現するのですから、Amazonのヘビーユーザーにはたまらない製品なはずです。
機能の充実したスタンダードのAmazon Echo、ディスプレイ付きのAmazon Echo Show5をはじめ、新商品も続々登場しています、
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2-3.可愛いLINE Clova フレンズで、ハンズフリーのLINE通話を
LINEのスマートスピーカーは、可愛いキャラクター型「フレンズ」が最も有名ではないでしょうか。
フレンズ本体は、Dock(ドック)という機器を購入してはめ込めば、リモコン家電の音声操作が可能になります。強みはやはりLINEとの連携。LINEメッセージの送受信やLINE無料通話が、ハンズフリーで行えます。
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LINEのスマートスピーカーは、ほかにディスプレイ型の「Desk」や高音質スピーカーの「WAVE」もあります。
2-4.Panasonic KOEREMOは、リモコン機能を内蔵したスピーカー
コエリモは、Googleアシスタント(AI)を搭載したスマートスピーカーで、最大の強みは赤外線リモコン機能を搭載していること。つまり、スマートスピーカーとしてはGoogle Homeと同じように使え、それに加えて、赤外線リモコンで動かせる家電の操作もできるのがメリットです。
Panasonicの無料アプリから最大8台の赤外線リモコン対応機器を登録すれば、声による操作が可能になり、「電気点けて」「エアコン点けて」などなど、いわゆるAIホームの実現に一歩近づきます。
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3.スマートスピーカー4選の家事サポートぶりを解説!
スマートスピーカーは、あなたの家事をどんな風に助けてくれるのでしょうか。
それぞれのスマートスピーカーの機能やレビューから、女性が助かる使い方をピックアップしてみました。
3-1.Google Home(グーグルホーム)
Googleの便利機能は、スマートスピーカーでも活用できます。
- Googleカレンダーに予定を音声登録
- 天気や交通手段を声で検索
- 調味料の計量をさせる
- スマートディスプレイでレシピ視聴(スマートディスプレイは音声通話も可能)
- ルンバのような対応機種が増えている
また「ブロードキャスト」機能は、スマートスピーカーの複数使いが可能。「ごはんができたよ」と発声すれば、一旦録音した後で各スピーカーに一斉配信してくれます。ファミリー向けの便利な機能ではないでしょうか。
テキスト入力で家電の操作が可能なのも、大きなメリットです。例えば、会議中や職場など声が出せない場所でも、スマホからテキスト入力で操作できます。働く女性に便利な機能ですよね。
デメリットは、掛け声(ウェイクワード)が「OK、Google」と、少し気恥ずかしいところでしょうか。(「アレクサ」の方が自然ですね!)
さらには、
- コントローラー経由で家電を操作する場合「【コントローラー製品名】を使って○○して」と言わなければならない
- 「Voice Match」をオンにしていると音声認識機能が働いてしまい、「ルーティン」という特別設定を家族で共有できない。※ルーティンとは、例えば「いってきます」というワードで家電のスイッチをON/OFFするような機能です。この便利な機能は「Voice Match」をオンにしていると、設定した人の声には反応しても、他の家族の声には反応しません。
Google Homeを選ぶ時は、これらのデメリットも考慮した方が良いですね。
3-2. Amazon Echo(アマゾン エコー)
Amazon Echoは、買い物の他に、どんな風に家事を助けてくれるでしょうか。
- 音声通話とメッセージ送信を発信できる
- Kindleと連携できる。読み上げ機能で、家事をしながら本を聞くことができる
- 掛け声(ウェイクワード)が「アレクサ」なので、人と話しているような感覚
- ルンバなど対応機種が増えている
- 音楽(Amazon music Unlimitedとの連携)を聴きながら家事ができる
- ラジオを聴きながら家事ができる
また、Amazonエコーも「定型アクション」が設定できます。
例えば「おはよう」で家中の照明をオンにする、「いってきます」で照明とエアコンをオフにする、といった設定が可能なうえ、こちらは声を選びません。
複数のスピーカーに一斉配信も可能。「アナウンス」機能を使えば、「ごはんできたよ」と家中のスマートスピーカーに一斉アナウンスできます。
デメリットは、音声認識がGoogleより弱いというレビューがあることです。
3-3. LINE Clova(ラインクローバ)
LINE Clovaの強みは何と言っても、LINEメッセージの送受信・音声通話。
LINEのヘビーユーザーには最も「使える」スマートスピーカーであることは明らかです。
他にも以下のような女性にやさしい機能があります。
- LINEの通話を読み上げてくれるので、留守番中の子供に連絡できる
- スキル(機能)が追加できる(天気予報、花粉情報、頭痛対策のための気圧通知など)
- 手が空かない時にリマインド機能で「20分後にリマインドして」
- 全50種類の童話や昔話が再生できる
また、高品質のスピーカーであるLINE Clova Waveは、赤外線リモコン機能をはじめから搭載しています。フレンズのようにドックDockを購入しなくても、声でリモコン家電を操作できて便利ですが、実はWaveはLINE通話ができません。
LINE Clovaシリーズには音声認識の精度が少し低いというレビューがあり、また拡張性の問題でLINE以外のSNSと連携できないのも不利な点かもしれません。
3-4. Panasonic KOEREMO(コエリモ)
コエリモには赤外線リモコン機能が搭載されているので、コントローラー購入の必要なく家電の音声操作ができます。コエリモを購入すれば、こんな便利生活が可能になります。
- 声だけで電気やエアコンがつくので、両手に買い物袋を下げて帰宅してもラク
- Googleアシスタントで、Googleカレンダーや交通手段検索なども活用できる
- 対象家電に対しては「全部消して」という操作も可能。就寝時や外出時の消し忘れ防止や節電に役立つ
- 音声認識の性能がよい
コエリモのデメリットは、現状操作できるのがテレビ・エアコン・照明のみであること。対象家電が少なく、テレビの音量が変えられない、エアコンは冷暖房しか操作できないなど、操作の範囲にもまだまだ制限があります。設定の手順も比較的多いようです。
4.まとめ
ひとくちにスマートスピーカーと言っても、それぞれに異なった強みを持っていますね。
AmazonのヘビーユーザーならAmazonエコー、LINE通話が日常的に不可欠ならLINEクローバと、最適なスマートスピーカーはあなたの生活によって決まります。また音声操作したい家電によっても、然り。
スマートスピーカーにどんな家事を助けて欲しいのかをまとめながら、楽しくスマートスピーカーを選んで頂ければ幸いです。