マスクを取ったら、娘から……:心理カウンセラー佐藤栄子の【ささる言葉】11

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マスクを外す女性 ©PhotoACライフスタイル
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コロナ禍の昨今、マスクをせずに外出したり、人と話すことがほぼなくなってきました。

マスクをしていると、夏は暑苦しく、冬は刺激で肌荒れの原因になるなど困りもの。でも、目の周り以外は外から隠れているので、メイクを少し手抜きしても大丈夫だったりと、以前よりラクなこともありますね。

しかもお出かけの機会も少なくなったことで、人と話をする時間がかなり減った方も多いと思います。お付き合いの断捨離ができたと考えられなくもありません。

でも、もしかするとそんな状況下で、マスクの下では着々と重力に従ったありがたくない変化が進んでいるかもしれませんよ。

それに気付いたのが娘の一言でした。ある日食事の支度をしていたら、「なんか怒ってる?」と突然聞かれたのです。

自分としては、全く心当たりがなかったのですが、「すごく不機嫌な顔しているよ」と言われ、鏡を見たら納得。

頬の肉がたるんだせいか口角が下がり、唇も薄くなっていて、とっても不満そうな表情の自分がいました。

あわてて口角を上げようとしましたが、すぐに口の周りの筋肉が動かず、唇は一文字になっていくだけで、筋肉の衰えを実感しました。

最近の自粛生活で、良くも悪くも「オシャレして出かけなくては!」といった、緊張感を感じることがない生活をしていますし、さらに感動したり大笑いしたりと心が動かされるような出来事もなく、気付かずに無表情が当たり前になっていたのです。

このまま顔の表情筋が固まってしまったら、いつも気難しくて不機嫌そうな人と周りから思われてしまう!何とかしなくては!と焦った私は、日常から対策に取り組むことにしました。

鏡 ©PhotoAC

第一段階として、
キッチンやパソコンの前など、無表情になりやすく、何かに集中しがちな場所に小さい鏡を置き、気付いたときに鏡に笑いかける。
→最初は鏡をのぞくたびに暗い表情の自分が見返してきてめげそうになりましたが、ここで諦めてはいけないと言い聞かせ、すぐに笑顔を作るように習慣づけをしました。

第二段階として
鏡がないところでもずっと口角を上げている
→これがすぐに疲れてしまい、けっこう辛いのです。
皇族の皆様はいつ拝見しても、常に口角を上げて微笑んでいらっしゃいますが、おそらくかなり意識してトレーニングなさったのだと思います。すごいですね!

第三段階として
口角を上げた状態をキープするために、何か作業をするときは鼻歌を歌う
→明るめの曲調だと笑顔になりやすく、色々歌ってみて「It’s a small world」が口角キープに効果的でした。

こんな努力を続けて数か月、今はなんとか口角が上がるようになり、肌にも少しハリが出てきたように感じます。

もし最近、写真を撮るときに微笑んだつもりが無表情になっていたり、輪郭がぼやけてきたと感じたら、マスクの下で表情筋が下がって硬直化が始まっているかもしれません。

ぜひ意識的に口角を持ち上げ、笑顔になってお顔に活を入れてあげてください。

ライフスタイル
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この記事を書いた人
佐藤 栄子

心理カウンセラー。大手不動産会社で約20年、主に役員秘書として勤務。衛生管理者の資格取得後、心理学を学ぶ。子育てと介護のため退職。以後、オンラインメディアを中心に心理カウンセラーとして活動中。秘書検定1級・国際秘書検定タイトルホルダー・衛生管理者(Ⅱ種)※個人サイトがないので、お問い合わせはエイルナビまで。

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