PHONE HOME:原田佳奈の世界_18

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原田佳奈「PHONE HOME」2017ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)カルチャー
※この記事は約 3 分で読めます。

皆様、明けまして、おめでとうございます。

日本のお正月は、いつも空気がキリリ*ととても美しく、どこか厳粛で、清々しいことを思い出します。今年日本にいたら、どんな風に感じただろう、と思います。

■タイトル:PHONE HOME
■製作年:2017年
■サイズ:74cm x 55cm
■素材:透明水彩画に水彩画紙の貼り絵
■所蔵:個人
■画像クレジット:ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura ※無断転載禁止

さて、新年初の作品は、2017年作の “PHONE HOME” です。

PHONE HOME」2017ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

様々な問題を抱えた地球に対する、我々人類の責任を考えた時、「いい加減にケンカ(戦争紛争などなど)や、自然環境を汚し散らかし続けるのはやめて、皆で心ひとつに、もう少し視点と志を高く。。。本当は天高ーく、持って行かなくっちゃだわ」と、いつも思います。

そんな気持ちと、明るい、神秘と愛溢れる宇宙を仰ぐ想いが重なり、自然にスピルバーグ映画の 『E.T.』の名台詞が浮かび、それをタイトルに拝借しました。この作品も、前回の作品 “ADVENTURE” 同様、ここダラスの画廊での第二回目の個展で発表したものです。

PHONE HOME」2017ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

それまで大体モノトーンだった水彩画とは一味違い、透明水彩のいろいろな色を、筆に導かれるままにドンドン重ねてゆきました。あらゆる色と形の宇宙船が次々生まれたので、私の宇宙いっぱいに、元気よく飛んでもらいました。

PHONE HOME」2017ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

自分だったらどんなデザインの宇宙船に住みたいか、そんなことを考えながらハサミを動かしていました。二階建て以上だったり、庭や屋上があったり、離れがあるものもあります。宇宙のあちこちに、個性的な宇宙船のコミュニティーがあったら面白いですね。

PHONE HOME」2017ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

2021年1月。
月末からの美術館個展に向けて、いよいよ大詰め!な時を迎えております。気持ち新たに、去年の延長ではなく、新しい時代の始まり!と心に決めました。

ますます直感/内なる声に徹底的に素直に、志だけでも高く(笑)参ります。無限なる想像力をエンジンに、恐れず遠慮せず、今年もトコトン描き、作り続け、ブレイクスルー三昧!と行きます。

我々ひとりひとりにとって、真に明るい、より良い年となりますように!

xoxo

 

編集長追記:

原田佳奈さんからの追加でいただいた画像とコメントが面白かったので、追記します!

“宇宙船の作り方”

原田佳奈「PHONE HOME」2017ⒸKANA HARADA, Photo by Makoto Takemura .Unauthorized reproduction prohibited.(無断転載禁止)

宇宙船誕生例。面白いので、4段階に分けて写真を撮ってみました。ハサミに任せて切って行き、最後に色々なサイズのホールパンチャーで宇宙船の窓をあちこちに開けたあと、仕上げの色をさして出来上がり♪

 
 
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この記事を書いた人
原田佳奈

1962年東京都生まれ。水彩画、造形作家。子供時代の数年をニューヨークのロングアイランドで過ごす。帰国後高校時代夜学でデッサン等を叩き込まれ、現在テキサス州ダラスにて水彩画や立体作品を作り続けている。寅年B型双子座。

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