40代女性のためのオススメ海外一人旅 素朴な自然と極上スパのフィジー

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忙しい毎日の中で、時には携帯の電波さえ届かないところに身を置き、思考や感覚をリセットする時間は重要です。

心と身体を空っぽにして一人の時間を満喫すると、本当にやりたかったことに気付いたり、新しいアイディアが湧いてきたりと、自分の潜在意識とつながるような不思議な感覚を味わうこともあります。

そんな時間が過ごせる、女性の一人旅。40代を過ぎ、定番のリゾートでは少し物足りない方にオススメなのが南太平洋の楽園・フィジー

今までは少し遠い印象だったフィジーですが、2018年7月より成田ーフィジー間の直行便が就航します。

フィジーに2年間住み、フィジー人と結婚した私、ハルカが40代女性一人旅に最適なフィジーを紹介します。

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1. 女性一人旅にもオススメのフィジーとは?

地図フィジー

フィジー共和国は、ニュージーランドの北に位置する南太平洋の島国で、公用語は英語です。

大小300以上の島々からなり、総面積は日本の四国よりやや大きい1万8,000㎢ほど。

フィジーの玄関口であるナンディ(Nadi)と成田を結ぶ直行便は、2018年7月から火曜、金曜、日曜の週3回フィジー・エアウェイズが往復運航します。

片道約8時間半で行けるトロピカルアイランド・フィジーは、定番リゾートのハワイやグアムとはそもそも何が違うのでしょうか?

2. 一人旅に最適なフィジーの魅力

フィジー

フィジーは世界幸福度調査において、直近4年間で3度も1位に輝いている、世界一幸福な人々の暮らす国です。

暖かい気候でいたるところにバナナやマンゴーが実るフィジーでは、「お腹が空いたら裏山から果物をもいで食べればなんとかなる」というような、セガナレンガ(=フィジー語で、大丈夫・問題ないの意)の精神が根付いています。

経済的に決して豊かとは言えませんが、人々の「困った時はお互い様」と助け合う心と、強い絆がフィジーの国民性の特徴です。

便利さと引き換えに人間同士のコミュニケーションが希薄になってしまった現代において、彼らのやさしさに気付かされることが多いでしょう。

フィジーの人々は、リゾートでも旅行客にとても気さくに話しかけてくれます。おおらかでホスピタリティ溢れる彼らのおもてなしに触れると、女性一人旅でも、寂しい思いをすることはまずないでしょう。

3. フィジーを訪れるなら絶対に外せない離島リゾート

フィジー 海

日本からのフライトで到着するのは、ナンディ国際空港です。本島と呼ばれるビティ・レブ島(Viti Levu)の西に位置するフィジー第3の都市にあります。

ビティ・レブ島にも素晴らしいホテルはたくさんあるので、2〜3日しか滞在できない場合は、無理して移動をせずにナンディ近郊のリゾートホテルを存分に堪能するのもひとつの手です。

一方で、フィジーの本当の魅力を知りたい場合は、ぜひ本島から高速ボートに乗って1時間前後で行ける、離島リゾートを訪れてみることがオススメ!

高速ボートに乗ると、ほんの30分ほどで海の色が変化し、驚くほど美しいブルーグリーンの絶景が広がります。外のデッキに出て日差しを浴びると、身体の隅々までエネルギーが行き渡り、まるで細胞が生まれ変わるようです。

3-1. 離島リゾートへの移動

もっとも手軽に離島リゾートを訪れるには、ナンディ国際空港からタクシーで約20分のデナラウ港(Port Denarau)に移動し、ママヌザ諸島(Mamanuca Islands)に向かう高速ボートに乗ります。

フィジーボート

高速ボートは1日3便(9、12、15時台 ※2018年5月現在)出ており、デナラウマリーナ内のチケット売り場でチケットを購入して乗ります。

ほぼすべての高速ボートが定員150名以上の大型艇ですが、チケットは先着順のため、定員に達してしまった場合、次の便を待つしかありません。マリーナへは時間の余裕を持って到着するのが良いでしょう。

高速ボートのルートや時刻表などの詳細は、South Sea Cruiseのウェブサイトで確認できます。

その他、デナラウ港からは小型ボートをチャーターして離島へ移動することも可能ですが、スケジュールの確実性を重視すると、高速ボートがオススメです。

デナラウマリーナはショッピングモールになっており、レストランのオープンテラスで『フィジービター』や『フィジーゴールド』など、お一人様でも気兼ねなく人気のフィジー産ビールを楽しんだり、離島へ移動前のちょっとした買い出しもできます。

フィジー ビール

リゾートウェアやビーチサンダルなど、トロピカルデザインが目をひくファッションアイテムも揃っています。

せっかくの南国一人旅。気分が上がるサンドレスや、フィジー語では「スル」と呼ばれるパレオを一枚、手に入れたいですね♪

3-2. ママヌザ諸島オススメの離島リゾート

ナンディ国際空港からの移動が容易で、高速ボートで手軽に行けることから、女性一人旅の離島はママヌザ諸島を紹介しましたが、ママヌザ諸島にも大小20ほどの個性溢れる離島リゾートが点在しています。そのほとんどが島全体が一つのリゾートとなっています。

中でもぜひ訪れたいのは、神が宿る島として知られ、シュノーケリングやダイビングスポットとしても人気の『マナ・アイランドリゾート&スパ』(Mana Island Resort & Spa)です。

マナ・アイランドリゾート&スパ

離島リゾートとしては最大規模の施設で、客室は全152室。フィジーの伝統的な藁葺き屋根のアイランド・ブレと呼ばれる一棟建てから、ビーチフロント・ブレ、オーシャンフロント・スイートなどさまざまなタイプがあります。

島の北側と南側にそれぞれレストランがあり、さらに鉄板焼きやビストロ、カフェ、バーなど多彩な飲食スペースも完備しています。

ビーチも北側、南側、そして美しいサンセットが見渡せるサンセットビーチ。また初心者でも気軽に楽しめる体験ダイビングをはじめ、シュノーケリングツアーや各種マリンスポーツ、近隣の島への半日クルーズやテニス、プールと数え切れないほどのアクテビティがあります。ディナーの後は、ドリンク片手にフィジー伝統のショーも楽しみましょう。

そしてフィジー屈指のスパは、自然溢れる空間に佇む、静かなプライベート・ブレで施術が受けられます。

フィジーの離島リゾートを訪れるオーストラリアやニュージーランドの人々を筆頭に、西洋人のバケーションと言えば、少なくとも1週間程度は滞在するのが常識。そのくらいのんびりとステイできれば、マナアイランドの魅力を存分に堪能できますね。

4. 女性一人旅には欠かせないフィジーの極上スパ3選

マナ・スパ ベッド

ゆっくりと時が流れるリゾートを訪れ、誰にも気兼ねなく贅沢にひとり時間を楽しむなら、極上のスパトリートメントが欠かせませんね。

フィジーのたいていのスパやマッサージサロンには、「フィジアンボンボ(Fijian Bobo)」と呼ばれるマッサージメニューがあります。

(ちなみに、フィジー語では、DやBなどの破裂音の前にN(ン)の発音が入ります。Boboと書いてボンボと発音します。空港のあるナンディも、Nadiと書いてナンディです。)

ボンボとは、フィジー語でマッサージを意味します。セラピストが、腕から肘までを広く使ってリズミカルに、少し強めに圧をかける伝統的なマッサージ。ココナッツオイルやアロマオイルを使って施術をするのが主流です。

セラピストの指名ができる場合、体の大きなフィジー人のおばさまに施術をしてもらうのがオススメです。

大きな温かい手で包み込まれるようなマッサージを体験して「今までの人生で受けたマッサージの中で、過去最高に気持ちよかった!」という感想を何度も耳にしました。

マッサージはお互いの相性もあるので、一概には言えないのですが、せっかくフィジーを訪れたなら、大きな体でおおらかに微笑むフィジーのビッグママのマッサージを体験してみるといいですよ。

そんな豆知識も踏まえ、フィジーの女性一人旅にぴったりのスパ3選を紹介します。

4-1. ピュアフィジー直営デイスパ(PURE FIJI DAY SPA)

デイ・スパ

※出典:https://www.purefiji.com/spa/

PURE FIJI DAY SPA(ピュアフィジー・デイスパ)は、フィジー最大級の企業であるPURE FIJIの直営スパ。PURE FIJIブランドのボディケア用品は、お土産としても大人気。オーストラリアやアメリカでもオンラインで購入できますが、日本には進出していないため、基本的に入手できません。

世界的に人気の高いPURE FIJIは、独自の方法でコールドプレスをした質の高いココナッツオイルを原料とした、ボディクリームやオイル、ボディスクラブ、ソープなどを販売しています。

香りのバラエティも豊富で、日本人に一番人気なのは、スターフルーツの香り。その他、マンゴーやホワイトジンジャーリリィ、フランジパニ(プルメリア)など、好みの香りを見つける楽しみもありますね。

そんなPURE FIJI唯一の直営スパは、フィジーの首都スヴァ(Suva)の一箇所のみ、そして完全予約制です。

ナンディからは距離がかなり離れているため、ショートステイの場合は、少しハードルが高いかもしれませんが、日数に余裕があればぜひ訪れたい本場のスパです。

都会的な雰囲気のPURE FIJI DAY SPAでは、PURE FIJI製品を贅沢に使用した施術が受けられます。欧米で女性たちに人気のスパ・パーティ(いわゆる、スパで行う女子会)のコースなどもあり、フィジーの中でも特に洗練されたイメージのスパです。

4-2. ザ・マナスパ(The Mana Spa)

マナ・スパ

離島リゾートの項目でもご紹介した、マナ・アイランドリゾート&スパ内の、The Mana Spa(マナスパ)もオススメです。都会的なPURE FIJI DAY SPAに比べ、自然が豊かで素朴さがThe Mana Spaの良さ。

リゾートの一角、フィジーらしい自然を残した空間にレセプション棟があり、その裏に蓮の葉が浮かぶ池をぐるりと囲む形で、トリートメント用のブレ(個室)が並んでいます。

マナ・スパ

静かなプライベート空間の中にヒーリングミュージックが流れ、フットバスとスクラブからスタートする各種トリートメントは、至福のひと時になること間違いありません。

前述のPURE FIJIのオイルやクリームをスパの施術に使用するには、PURE FIJIが設定した一定の基準を満たしていなければなりませんが、 The Mana Spaはその基準をクリアし、毎年Pure Fijiが主催する技術セミナーにもセラピストを派遣しています。

PURE FIJIのスパプロダクトを使用し、高い技術を持つセラピストのトリートメントが受けられるメニューが揃っています。

The Mana Spaにはリピーターが多く、毎年ここでのトリートメントを受けるためにリゾートを訪れるというゲストもいるとか。フィジーらしさを存分に味わえるスパです。

4-3. ヘブンリースパ・バイ・ウェスティン(Heavenly Spa by Westin)

ヘブンリースパ

※出典:http://www.westindenarauisland.com/heavenlyspa

高級リゾートホテルが立ち並ぶデナラウ(Denarau)地区に位置する、ウェスティンリゾート(The Westin Denarau Island Resort & Spa)内のホテルスパが、数々のスパアワードの受賞歴もあるHeavenly Spa by Westin (ヘブンリースパ・バイ・ウェスティン)

です。

緑豊かなトロピカルガーデンの中にあるトリートメントルームは、10棟ものオープンエアのフィジアン・ブレと2棟のスイート。フィジー最大規模のスパです。木や石などの自然素材をふんだんに使用した室内は、落ち着いたデザイン。

ここヘブンリースパでも、ボディマッサージはPURE FIJIのオイルが使用されており、香りはココナッツ、フランジパニ(プルメリア)、ホワイトジンジャーリリィ、パイナップルの中から選びます。

デナラウ地区にはウェスティンの他に、シェラトンフィジー、シェラトンヴィラズと同じスターウッド系列のホテルが3つ。

宿泊客はこの3つのリゾート内施設を相互に利用できるため、ヘブンリースパには各シェラトンからの予約も多く、トリートメントを受ける場合は早めの予約が必須です。

5. フィジー旅行での注意ポイントと旅ガイド

フィジー パームツリー

夢のようなリゾートライフを過ごせるフィジーですが、そこは外国。滞在をより心地よいものとするために、注意ポイントを紹介します。

・フィジーは自国の生態系を守るため、入国の際に、食肉製品の持ち込みが一切禁じられています。
肉が含まれたレトルト食品や、パッケージに肉を連想させる写真のあるカップラーメンなども没収されますので気をつけましょう。

・女性一人旅に限らず、暗くなってから繁華街をうろつくことや、カバンから目を離すことは禁物です。
リゾートの施設内は、観光客をもてなすために美しく設えられていますが、フィジーという国そのものは、まだまだ発展中の国。せっかくの旅を台無しにしないためにも、自分の身を自分で守る気持ちは、常に忘れないようにしましょう。

・フィジーのホテルでは、アメニティに歯ブラシを設置していないことが多いです。
主な理由は、ゴミの焼却施設があまり充実していないこと。大量の使い捨て歯ブラシのゴミを処理しきれず、自然に悪影響を与えてしまいます。フィジーの美しい自然を守る意味でも、歯ブラシを1本持参すると良いでしょう。

・身体のために気をつけたい点としては、やはり日本より格段に強い日差しと、蚊が多いことです。
こまめなサンスクリーンの塗布、そして上着や帽子をしっかり用意すること。そして虫よけや、かゆみ止めも準備して行くと安心です。(スプレー缶は飛行機に持ち込めないのでご注意を)

マイル

☆フィジーの旅ガイド☆

魅力的なフィジーへのツアーは、『クラブツーリズム』がオススメ。一人旅として参加できる、『マナ・アイランドリゾート&スパ』(Mana Island Resort & Spa)滞在プランもあります。(トップページにて方面:オセアニア・南太平洋 国:フィジーで検索♪)

また、海外旅行の魅力の一つが航空会社のマイルですね。

直行便のフィジー・エアウェイズは、ANAやJALとパートナーシップはありませんが、アラスカ航空と連携しており、そこからJALのマイルに積算することが可能です。(マイルを貯めるなら、事前にアラスカ航空のマイレージプランに参加することが必要です)

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直行便の就航によって、40代女性のリゾート一人旅に、新たな選択肢となるフィジーを紹介しました。

おおらかでホスピタリティ溢れるフィジーの人々は、とても気軽に話しかけてきてくれます。まずは、フィジー語のHelloにあたる「Bula!(ブラ)」と声をかけて、南国の旅をスタートさせましょう!

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この記事を書いた人
アンバー 遥

ジャングルで生まれ育ったリアルサバイバー系フィジー人の夫(暴君)を持つライター・アンバー遥です。食や宗教、生活習慣の違いなど国際結婚を通して発見した情報を紹介しています。

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