2017年の巡回展が大好評だった、現代画家・池田学。
漫画を描くのに使う丸ペンで、1日にわずか10センチ四方しか描けないことがあるほど緻密な技術で描かれています。
その作品は、直接観た者を圧倒し、魅了し、2017年の展覧会では会期途中にも関わらず画集が品切れするほどの人気でした。
代表作『誕生』は、東日本大震災にインスパイアされた3メートル×4メートルという巨大な作品。
アメリカのチェゼン美術館の滞在製作プログラムで3年3ヶ月かけて製作され、その後佐賀県が1億3200万円で買い上げて、話題を呼んでいます。
2018年、この作品を直接観ることのできる展覧会情報を紹介します。
★《誕生》の細部を解説した本が出ました! 誕生の中に描かれたストーリーが一つずつ解説されていて、とっても面白いです。
≪誕生≫が誕生するまで The Birth of Rebirth
※池田学《誕生》(部分)2013-2016 紙にペン、インク、透明水彩 300×400cm photography by Eric Tadsen for Chazen Museum of Art ©IKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery
1.『温故知新ー美・技のSAGAー』展 ※終了
明治維新150年を記念して佐賀県で開催中の『肥前さが幕末維新博覧会』の一環として開催。
■会場:佐賀県立美術館
住所:〒840-0041 佐賀県佐賀市城内1-15-23 Tel.0952-24-3947
■会期:2018年3月17日〜5月13日
■開館時間:9:30〜18:00 ※会期中無休
■観覧料:500円(前売り、各種割引き400円)
※詳細はこちら
2.『三人展-Forward Stroke 明日への眼差し-』展 NEW!
佐賀出身という共通点を持つ、気鋭のアーチスト三人による新しい芸術の世界展。
池田学氏のほか、
超人的な技術で独自の世界観を細密描写で器に描く陶芸家であり、著述家としても活躍する葉山有樹氏。
メールソフト「PostPet(ポストペット)」の生みの親であり、スタジオジブリの名作「風の谷のナウシカ」に登場する架空の飛行用装置・メーヴェの実機を生み出し飛行させたメディア・アーティスト八谷和彦氏。
今回も『肥前さが幕末維新博覧会』の記念展となります。
■会場:佐賀県立美術館
住所:〒840-0041 佐賀県佐賀市城内1-15-23 Tel.0952-24-3947
■会期:2018年9月30日〜11月18日
■開館時間:9:30〜18:00 ※会期中無休
■観覧料:1,200円(前売り、各種割引き1,000円)
※詳細はこちら
3.池田学さんをもっと知りたい
エイルナビでは、2017年の巡回展にて取材しております。
・池田学さんのひととなりは→『池田学展 The Pen -凝縮の宇宙-』が、2017年佐賀、金沢、東京を巡回。
・池田作品の楽しみ方をガイド→『池田学展 The Pen -凝縮の宇宙-』の楽しみ方を観る前にチェック!