ミロのリトグラフ:編集長ブログ_6

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2ヶ月半ぶりに、九州からちょっとだけ東京に戻りました。

人に会うのは身内だけで、病院以外の予定は入れてないはずなのに、なんだか毎日めまぐるしい。やはり空気と時間の流れが違うのでしょうか。

お店(古美術店)にも顔を出し、久々に社長の弟と食事。アメリカで修士を取り、社長になってからも、仕事で年に何度も海外に行っていた弟がこんなに動けないのは初めてかもしれません。

ただ、頭の切替の早い人なので、休業にしてからも一人で店に通いつつ、これを機会に今まで整理できてなかった物を片付けてた……けど、全然終わらない、と笑っていました。

お客様もないので時間がとれ、懐かしい美術品を見せてもらったり、家族の話ができました。

 

母が亡くなって実家も処分してしまったので、私が幼い頃に見てたミロの版画はどうなったかと訊いたら、どうやら妹の家に行ったよう。

ミロだったら、姉さんのマンションならあれが合うんじゃない?……と、出してきたのがこの一枚。これは私が学生の頃、実家に架かっていた覚えが。

ああ、見覚えある!懐かしいねえ。どこに架かってたっけ?と尋ねると

ん〜あちこち架けてたけど、俺の部屋にも架かってたことあるな……確かにそうでした。彼が中学、高校の頃だったと思います。

その後、わざわざ家まで持ってきて架けてくれたのですが、この一枚が架かっただけで実家の空気感。

実家にあった時は親が好きで架けていて、あたりまえだったのですが、改めて見るといろいろな記憶が蘇って、少し感動しました。

古い物の価値って、そういう記憶の積み重ねみたいなこともあるのかもしれません。

 

 

ちなみに、はじめてヤフオクで検索したらびっくり。リトグラフは安いと聞いていたけど、今は誰でも楽しめますね。(ホアン・ミロ リトグラフ「メロディ」)

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この記事を書いた人
瀬津 由紀子

1963年東京生まれ。家業である古美術商・瀬津雅陶堂を手伝う傍ら、フリーライターとして活動。講談社、世界文化社の婦人誌を中心にインタビュー、アート、旅行などの取材、ライティングを行う。
2000年より株式会社オフィス・アイシス代表取締役。「エイルナビ」編集長

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